2 事業実績
|
(1) 配合飼料価格差補てん事業
飼料原料価格の変動に起因する配合飼料価格の変動によって生ずる畜産経営者の損失を補てんする事業
1)年度別加入者数と契約数量
加入者数は昭和50年度では437件であったが、昭和57年度から徐々に件数は減り、平成23年度では192件となっている。加入者の割合を見ると昭和50年度では、採卵鶏が多く、次いで乳用牛、豚、肉用鶏、肉用牛の順である。平成23年度では肉用牛が多く、乳用牛、採卵鶏の順である。
契約数量は、昭和50年度では4万トンであったが、平成23年度では57千トンと増えており、規模の拡大が進んでいる。昭和50年度では契約総数量の半数以上を占めていたが、平成20年度には、肉用牛が採卵鶏より多くなっている。
加入者数と契約数量
2)年度別積立金および補てん金の額
取り組んだ事業内容と事業費
3)年度別積立金納付額と補てん交付額
積立金納付額と補てん交付額
|
(2) 畜産環境整備リース事業と機械装置導入事業
1) 畜産環境整備リース
畜産経営に起因する環境汚染等を防止、健全な経営の存続を図るため、畜産環境処理機械、装置等の貸付業務を行う事業
取り組んだ事業内容と事業費
2)畜産経営生産性向上支援リース事業
生産性の向上や飼料自給率の向上の取組を推進することにより、肉用牛肥育経営の安定を図ろうとする事業
取り組んだ事業内容と事業費
年度 |
品種 |
施設名 |
開始時期 |
取得価格
(円) |
納入価格
(円) |
償還年 |
備考 |
20 |
乳用牛 |
ラッピングマシーン |
21/2/17 |
1,004,000 |
1,505,000 |
7 |
|
20 |
乳用牛 |
レーキ |
21/6/18 |
237,000 |
355,000 |
7 |
|
22 |
肉用牛 |
自動給餌機 |
22/10/19 |
3,174,000 |
4,760,000 |
5 |
|
22 |
肉用牛 |
送風機 |
22/11/18 |
147,000 |
220,000 |
4 |
|
3)畜産自給力強化緊急支援事業
畜産経営の生産性および飼料自給率の向上や安全・安心な国産畜産物の安定供給の確保をするため、それらの必要な機械の導入について、農家の経済的負担を軽減するリース事業
本事業は、一般社団法人全日本畜産振興事業中央会が事業主体となり実施したものであり、申請に係る書類等の審査を行った。
取り組んだ事業内容と事業費
品種 |
施設名 |
開始時期 |
取得価格 |
納入価格 |
償還年 |
備考 |
肉用牛 |
ショベルローダー |
21/12/27 |
1,340,000円 |
2,110,000円 |
4 |
4)畜産経営力向上緊急支援事業
平成24年度補正予算で平成25年度に実施した事業。本事業は、生産性向上を図る畜産農家に対して、個々の経営体の創意工夫や主体的な判断を尊重した経営改善への取組に対して機械の導入を支援するものである。
@ 一般財団法人畜産環境整備機構による実施
目 的
|
貸付者数
|
種 類
|
台 数
|
備 考
|
飼料自給率向上
|
7
|
粉砕機
ロールベーラ
レーキ
ブロードキャスター
油圧ショベル
マニュアスプレッダ
ホイルローダ
ラップマシーン
ベールグリッパー
|
1
2
2
1
1
2
1
1
1
|
|
計
|
7
|
|
12
|
|
A 一般社団法人全日本畜産経営者協会による実施
目 的
|
貸付者数
|
種 類
|
台 数
|
備 考
|
労働力軽減
|
1
|
自動給餌機
|
3
|
JA三井株式会社
|
飼料自給率向上
|
1
|
ロールベーラ
|
1
|
JA三井株式会社
|
計
|
2
|
|
4
|
|
5) 畜産収益力向上緊急支援事業
平成25年度補正事業で平成26年度に実施した事業。本事業は、生産コストの上昇しており、畜産経営者の生産性や飼料自給率の向上を図るために必要な機械装置の導入を支援するものである。
目 的
|
貸付者数
|
種 類
|
台 数
|
備 考
|
生産性向上
|
2
|
換気装置
|
94
|
滋賀コープサービス(株)
|
生産性向上
|
2
|
インバーター制御装置
|
6
|
滋賀コープサービス(株)
|
労働力軽減
|
1
|
自動給餌機
|
79
|
滋賀コープサービス(株)
|
飼料自給率向上
|
1
|
移動式堆肥攪拌機
|
1
|
滋賀コープサービス(株)
|
飼料自給率向上
|
1
|
ホイルローダー
|
1
|
日立キャピタル(株)
|
飼料自給率向上
|
3
|
ホイルローダー
|
3
|
滋賀コープサービス(株)
|
|
6
|
計
|
184
|
|
6) 畜産収益力強化緊急支援事業
平成26年度補正事業で平成27年度に実施した事業。畜産農家をはじめ地域に存在する各種支援組織や関係団体が有機的に連携・集結し、畜産クラスター協議会を結成し、その計画に位置づけられた中心的な経営体における収益性の向上のために必要な機械装置の導入を支援するものである。
機械装置の使用目的
|
貸付台数
|
種 類
|
本体金額
(千円)
|
備 考
|
飼料調整用
|
1
|
ホイルローダー
|
3,800
|
|
飼料調整用
|
1
|
汎用性飼料収穫機
|
14,450
|
|
飼料調整用
|
1
|
ラッピングマシーン
|
2,475
|
|
飼料調整用
|
2
|
ロールベーラー
|
8,300
|
|
飼料調整用
|
1
|
モアー
|
3,300
|
|
飼料用米調整
|
1
|
飼料粉砕機
|
3,000
|
|
堆肥調整散布関係
|
3
|
ホイルローダー
|
14,002
|
|
堆肥調整散布関係
|
2
|
マニュアスプレッダー
|
8,450
|
|
堆肥調整散布関係
|
1
|
堆肥切返機
|
11,500
|
|
堆肥調整散布関係
|
1
|
堆肥運搬車
|
6,100
|
|
搾乳関係
|
1
|
バルククーラー
|
13,030
|
|
飼料給与関係
|
1
|
自動給餌機
|
1,925
|
|
|
16
|
計
|
90,332
|
|
借受者数:14戸(酪農:3戸、肉用牛:8戸、養豚:2戸、養鶏:1戸)
|
(3) 肉用牛肥育経営安定対策事業(マルキン)と関連事業
1)マルキン事業
○ 肉用牛肥育経営安定対策事業(H13〜H21)
肉用牛肥育経営の安定を図るため、収益性が悪化して、家族労働費も賄えない場合に補てんする事業
○ 肉用牛肥育経営安定特別対策事業(H22〜)
肉用牛肥育経営の安定を図るため、収益性が悪化して、家族労働費と物財費すら賄えない経営体に対して補てんする事業
1) マルキン積立金
取り組んだ事業内容と事業費
2) マルキン補てん金交付実績
取り組んだ事業内容と事業費
2)肥育牛生産者収益性低下緊急対策事業(補完マルキン)
生産性の向上や飼料自給率の向上の取組を推進することにより、肉用牛肥育経営の安定を図ろうとする事業
取り組んだ事業内容と事業費
|
肉専用種 |
交雑種 |
乳用種 |
交付額(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
平成20 |
第4四半期 |
ー |
ー |
ー |
ー |
ー |
ー |
ー |
第1四半期 |
418 |
ー |
35 |
6,200 |
2 |
2,300 |
221,600 |
第2四半期 |
446 |
0 |
48 |
34,400 |
3 |
19,000 |
1,708,200 |
第2四半期 |
687 |
18,200 |
24 |
58,400 |
4 |
12,100 |
13,953,400 |
平成21 |
第4四半期 |
381 |
32,400 |
59 |
55,200 |
6 |
11,800 |
15,672,000 |
第1四半期 |
391 |
43,500 |
64 |
40,700 |
5 |
14,700 |
19,686,800 |
第2四半期 |
406 |
53,600 |
56 |
57,800 |
5 |
27,900 |
25,137,900 |
第2四半期 |
619 |
27,400 |
79 |
53,300 |
7 |
19,500 |
21,307,800 |
|
|
|
|
3)肥育牛経営等緊急支援特別対策事業(5,000円事業)
取り組んだ事業内容と事業費
期間 |
乳用牛 |
肉用牛 |
交付額(円) |
肉専用種 |
交雑種 |
乳用種 |
頭数 |
交付額 |
頭数 |
交付額
(円) |
頭数 |
交付額
(円) |
頭数 |
交付額
(円) |
第2四半期 |
0 |
0 |
375 |
1,875,000 |
74 |
370,000 |
0 |
0 |
2,245,000 |
第3四半期 |
0 |
0 |
552 |
2,760,000 |
38 |
190,000 |
0 |
0 |
2,950,000 |
第4四半期 |
0 |
0 |
289 |
1,445,000 |
96 |
480,000 |
0 |
0 |
1,925,000 |
4)肥育牛経営緊急支援特別対策事業(ステップ・アップ事業)
生産性の向上や飼料自給率の向上の取組を推進することにより、肉用牛肥育経営の安定を図ろうとする事業
取り組んだ事業内容と事業費
期間 |
事業 |
単価
(円) |
肉専用種 |
交雑種 |
乳用種 |
交付金額
(円) |
頭数 |
奨励金
(円) |
頭数 |
奨励金
(円) |
頭数 |
奨励金
(円) |
第1四半期 |
ステップ |
10,000 |
501 |
5,010,000 |
122 |
1,220,000 |
1 |
10,000 |
6,240,000 |
アップ |
7,000 |
497 |
3,479,000 |
115 |
805,000 |
1 |
7,000 |
4,291,000 |
第2四半期 |
ステップ |
10,000 |
549 |
5,490,000 |
85 |
850,000 |
0 |
0 |
6,340,000 |
アップ |
7,000 |
544 |
3,808,000 |
81 |
567,000 |
0 |
0 |
4,375,000 |
第3四半期 |
ステップ |
10,000 |
709 |
7,090,000 |
99 |
990,000 |
0 |
0 |
8,080,000 |
アップ |
7,000 |
700 |
4,900,000 |
92 |
644,000 |
0 |
0 |
5,544,000 |
第4四半期 |
ステップ |
10,000 |
473 |
4,730,000 |
94 |
940,000 |
0 |
0 |
5,670,000 |
アップ |
7,000 |
470 |
3,290,000 |
94 |
658,000 |
0 |
0 |
3,948,000 |
5)近江牛等特別事業
取り組んだ事業内容と事業費
|
(6) 肉用牛子牛生産者補給金制度と関連事業
安定した子牛生産を継続するため肉用子牛生産安定特別措置法によって、肉用子牛の価格が低迷したとき子牛の生産者へ補てん金を交付する事業
1)肉用牛子牛生産者補給金制度
○ 積立金
取り組んだ事業内容と事業費
○補てん金交付実績
取り組んだ事業内容と事業費
2)肉用繁殖経営支援事業
肉用子牛生産者補給金制度を補完する事業で、子牛価格が発動基準(家族労働費の8割を補てんする)を下回った場合に差額の一部を補てんする事業
取り組んだ事業内容と事業費
年度 |
四半期 |
黒毛和種 |
褐毛和種 |
その他の肉専用種 |
交付額
(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
頭数 |
交付単価
(円) |
H22 |
第1 |
0 |
0 |
0 |
48,700 |
0 |
34,500 |
0 |
第2 |
14 |
5,400 |
0 |
36,100 |
0 |
34,500 |
75,600 |
第3 |
0 |
0 |
0 |
24,100 |
0 |
34,500 |
0 |
第4 |
0 |
0 |
0 |
13,000 |
0 |
34,500 |
0 |
|
(7) 和牛生産拡大関連事業
取り組んだ事業内容
年度 |
件数 |
繁殖雌牛頭数 |
備 考 |
平成19 |
1 |
11 |
|
平成20 |
1 |
11 |
|
平成21 |
4 |
153 |
|
平成22 |
5 |
129 |
|
取り組んだ事業と事業費
年度 |
事業名 |
頭数 |
単価(円) |
金額(円) |
備 考 |
平成19 |
1)子牛生産拡大奨励事業 |
0 |
ー |
0 |
|
平成20 |
2)繁殖雌牛導入推進事業
|
0 |
80,000 |
0 |
|
3)経営内一貫推進事業 |
0 |
27,000 |
0 |
|
平成21 |
2)繁殖雌牛導入推進事業 |
7 |
80,000 |
560,000 |
|
3)経営内一貫推進事業 |
9 |
27,000 |
243,000 |
|
平成22 |
4)中核的担い手育成増頭推進事業 |
3 |
80,000 |
240,000 |
|
5)経営内一貫生産方式導入事業 |
7 |
80,000 |
189,000 |
|
|
(8) 電算化推進円滑化事業
効率的な事務の推進が図られるよう、特約店に対して、機器の導入を行う事業
取り組んだ事業内容と事業費
|
機械 |
台数 |
金額 |
備考 |
平成19年度 |
パソコン |
3台 |
697,196円 |
|
平成25年度 |
パソコン |
3台 |
397,143円 |
|
|
(9) 家畜防疫互助事業
口蹄疫等の海外悪性伝染病が発生した場合に備え、畜産経営への影響を緩和するため、生産者自らが積立を行い発生時の損害を互助補償する事業
1)海外悪性伝染病防疫事業(H13〜H14)
2)家畜防疫互助事業(H15〜 )
取り組んだ事業内容と事業費
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